合格(うか)るが勝ち

合格(うか)るが勝ちとは思っていない東大生凡人ブロガーが、東大生にしかわからない東大事情や受験情報について書き記すブログ

東大入学後の「クラス分け」とは?東大生が知られざる大学生活を徹底的に公開します!

 

東京大学に入学すると、中学・高校までのような「クラス」に振り分けられます。多くの大学にはこのような「クラス分け」のようなものは存在しないので、かなり珍しいと言えるのではないでしょうか。

 

中学生や高校生にとっては特に、東大生がどのような大学生活を送っているのか想像しにくい部分があることと思います。そこで、この記事では、東大入学直後の学生生活の中心ともなりうる「クラス」について解説し、東大生の生活を徹底解剖していきます。

  

 

大学での友人関係

 

ほとんどの大学では、中学・高校までのように、一緒に授業を受ける「クラス」というものが存在せず、一人ひとりが好きな授業を選択しているという話は、知っている人も多いかと思います。そのため一般的には、「大学の友人」というと、同じ学科(=選択する授業が被りやすい)や同じサークルなどに所属している人が多くなります。

 

一方で東大では、1、2年生は全員が「教養学部」に所属します。「文科Ⅰ類」「理科Ⅰ類」などと科類の区分は一応ありますが、同じ文系であればどの科類でも必修科目は大きくは変わりません。理系も同様に、どの科類でも必修科目は大幅には異なりません。(それでもどこの科類を受験するか迷っている受験生向けに、次のような記事もあります。)

www.asuka-ukaru.com

 

東大では科類や個人によって必修科目が大きく異なるというわけではないので、英語や第二外国語を含めたそれらの必修科目を「クラス」という単位で受講することになります。クラスの友人とは、特に大学1年の間は毎日のように顔を合わせる(大体1日1コマは必修科目があります)ことになるので、次第に仲良くなっていきます。

 

もちろん、選択科目は自分の興味関心に基づいて選択することになります。クラスの友人の何人かと同じ選択科目を受講していると、試験前に一緒に勉強をしたり情報交換をしあったりということができて、心強いという一面もあります。

 

(クラスでは、科目ごとに「シケ対(試験対策委員)」という、試験勉強を効率化するための制度があります。ある科目のシケ対になった人が、その科目の授業にしっかり出席し、「シケプリ(試験対策プリント)」なる教材を用意してくれるというお得な(?)制度です。詳細は以下の記事からどうぞ!)

www.asuka-ukaru.com

 

クラスはこのように分けられる

 

クラス分けは、第二外国語に基づいて決められます。大学1年(文系は2年も)の必修科目である第二外国語の授業を一緒に受けることになるからです。

そして、文Ⅰと文Ⅱは他の必修科目もほぼ同じなので同じクラスになり得ますが、文Ⅲ生は文Ⅲ生だけのクラスに所属することになります。同様に理Ⅰは独立したクラスを形成しますが、理Ⅱと理Ⅲは同じクラスになり得ます。

 

クラスの人数は25~35人前後であることがほとんどです。第二外国語は、スペイン語や中国語、ドイツ語、フランス語など数種類あります。ですので、例えば、その年に文科Ⅲ類でスペイン語を選択した人が120人いたとすると、その人たちは30人ずつ4組に振り分けられることになるのです。

同じ科類に入学した友達と同じ第二外国語を選択しても、同じクラスになるという保証はありません。

 

それぞれのクラスには通し番号がつけられ、文ⅠⅡ8組(スペイン語)、文Ⅲ27組(フランス語)というような形で呼ばれることになります。

 

自分と同じクラスの人のことを東大では「同クラ(おなくら)」と呼びます(笑) 同じ組に所属する2年生は通称「上クラ」、1年生は上クラから見て「下クラ」と呼ばれ、入学当初の1年生は上クラに様々な情報を教えてもらうことになります。

 

ちなみに文ⅠⅡのクラスや理ⅡⅢのクラスは女子が5~7人、文Ⅲのクラスは女子10~15人、理Ⅰのクラスは女子1~3人(まれに0人)であることがほとんどです。理Ⅰ志望でクラスに同性の友人がほしいという女子は、第二外国語の選択に気を付けましょう(笑)

 

面白いことに、第二外国語によってクラスの雰囲気に違いがあったりします。それについては以下の記事で解説しています。

asukask.hatenablog.com

 

 

クラスの団結力が強い

 

東大に毎年のように数十人の生徒が入学する進学校もあるものの、多くの生徒は知り合いがほとんどいない状態で東大に入学してきます。そのため、「同クラ」が東大で初めてできる友人となります。

 

勉強はできてもコミュニケーション力が低い、と言われる東大生のためなのか(笑)、東大では同クラと仲良くなる機会が多く用意されています。

入学早々のオリエンテーション(履修の説明などがある)は、クラスごとに固まって話を聞くことになりますし、入学式もクラスで集まって写真撮影をすることが多いです。

 

諸手続きのあとには、上クラが下クラのために「オリ合宿(オリエンテーション合宿)」を企画してくれます。合宿先は様々で、内容もクラスによって、バーベキュー、ハイキング、いちご狩り、遊園地など色々ですが、とにかくあの手この手で下クラ同士が仲良くなれるように取り計らってくれます。これを機に、それまで顔見知り程度だった同クラとの距離が縮まることになります。(というか同クラの名前をやっと覚えます。)

(オリ合宿についての詳細はこちらの記事でどうぞ!)

asukask.hatenablog.com

 

そして東大の文化祭である五月祭、駒場祭でもクラス単位で模擬店を出展することになります。(詳しくは以下の記事からどうぞ!) 東大の文化祭に行ってみると、店の名前に「理Ⅰ○組」などと書いてある模擬店を見つけることができると思います。

www.asuka-ukaru.com

 

このように話す機会が多いのに加えて、必修科目も一緒に受講することになるので、クラスの友人とは必然的に仲良くなり、団結力も強まります。

学部に進学した後の3、4年生になってもクラコン(クラスコンパの略、クラスでの飲み会のこと)を開催しているクラスもあります。

 

クラス内での係分担

 

クラス内では、係を担当する人もいます。クラコンを中心となって企画する「パ長(コンパ長)」や次の年度のオリ合宿の企画の中心となる「オリ長」など。

東大らしいところでは、「シケ長」という役職も。

(これは「試験対策委員長」のこと。上述の通り、クラスには科目ごとに「シケ対」がいるのですが、「シケ長」は各個人の履修状況にあわせて、そのシケ対の役割を割り振ったり、他のクラスと試験の情報交換をしたりする仕事のことです。)

 

クラスの中心となる人がいる一方で、気付けばクラスに顔を出さなくなっているという人も、少ないですがいます。ただ、必修科目に出席しなくなると留年まっしぐらなので、クラスはある意味セーフティネット的な役割を果たしているのかも。

 

まとめ

 

「クラス」という観点から東大の学生生活の一部を説明してみました。受験生の方にとっては、学生生活をイメージすることでモチベーションが上がるきっかけにもなることと思います。

 

(ここまで読んでくださった方は、記事下もしくは左側サイドバーにある「東大生ブログランキング」のボタンもポチっとお願いします!)

 

記事中で紹介した以外にも、東大の学生生活や東大事情を解説した記事が以下のように多くありますので、そちらもあわせてお読みください!

www.asuka-ukaru.com

www.asuka-ukaru.com

www.asuka-ukaru.com

asukask.hatenablog.com 

東大受験生の方はこちらもどうぞ!

東大入試合格のためにはどの科目で何点取れればよい?-目標点を設定しよう

東大生が教えるセンター試験対策法(全科目編)ー東大・難関大合格を目指すなら

受験生必見!東大や難関大学入試の二次試験対策におすすめの数学の参考書・問題集