合格(うか)るが勝ち

合格(うか)るが勝ちとは思っていない東大生凡人ブロガーが、東大生にしかわからない東大事情や受験情報について書き記すブログ

東大生が語る、超進学校の出身というわけではないのに東大を目指した理由

ブログを書いていて、私自身のバックグラウンドの話を全くしていないな、ということに気付いたので、このあたりで少し私自身のことについて書いてみます。

 

東大生であると言うと、東大合格ランキングで上位に君臨している高校の出身ではないかと思われるかもしれませんが、全くそのようなことはありません。

関東(東京以外)のどこかの学校です。同じ県内にお住まいの方であれば、名前くらいは聞いたことのあるであろう私立中高一貫校の出身です。どちらかと言えばお嬢様校に分類されることの多いような女子校です。

 

1学年の人数は200人くらいで、東大には毎年1人か2人進学している、という感じ。と言っても、私はその中で毎回のように学年トップをとっていたというわけではなく、学年10位前後をウロウロしていました。

私はわりと秘密主義で、自分の成績をほのめかしたこともありませんでしたし、いわゆる「頭が切れる」タイプでもなかったので、東大合格後には「ある程度優秀なのは知っていたけど、まさか東大に受かるほどとは」と多くの友人に言われるような人間でした。

 

今回は、そんな私がなぜ、東大を目指したのかということについて説明します。 

 

優秀な友人の影響で東大を意識

 

自分の中でこれは一番大きい理由だったと思います。

私は小さいころから、とても負けず嫌いな性格でした。ただ、特別勉強好きとか、そういうわけではなかったと思います(親は教育熱心なほうでしたが)。

そんな私が、小学生のころに、とっても優秀な友人Aと出会います。Aとは中学高校とも同じ学校で過ごすことになるのですが、彼女と家が近く、仲良くなった私は、テストでAに負けたくなくて、勉強を頑張ろうと決意します。

 

Aは、小学生ながら頭の良い人を見分ける嗅覚に優れていました。お互いAと仲良くしていたことがきっかけで話すようになり、仲良くなった優秀な友人もいました。また、Aは、小学生のときから、「将来は東大に行きたい」というようなことを、近しい友人にはほのめかしていて、それを聞いた私も、東大の難しさを全く知らずに、東大東大と騒いでいました。

 

Aは特に算数・数学が得意でした。一方で私は、試験前の一夜漬け的な勉強は得意だったものの、元々の記憶力の悪さも災いして、学んだことが定着しておらず、中学2年の学校の計算テスト(中1で学んだ全範囲の計算テスト)で72点という、当時の私にとっては低い点数をとってしまいます(それ以前は一夜漬けでも8割~9割とれていた)。

そのテストは確かに難しいテストで、Aとも「難しかったよねー」という話をしていたのですが、蓋をあけてみればAの点数は93点でした。それが本当に悔しくて、その後はとにかく計算問題を解きまくって体にしみこませる勉強法に特化した結果、数学の成績がぐんぐん上昇し、大学受験でも得意科目と言えるほどになったのです。

(私のおすすめする数学勉強法は、この経験から来ています。勉強法については下の記事からどうぞ!)

www.asuka-ukaru.com

 

さて、このようにAから勉強に関して受けた影響は大きく、また、Aのおかげで、中学・高校時代に優秀な友人と話す機会が多くなり、「東大に行けば彼女らのような優秀な友人がいっぱいいる環境に入れるんだ。そんななかで自分を高めたい」と思うようになったことで、高校時代に志望校を具体的に東大に定めることになります。

 

(後日談:そんな友人Aも共に東大を目指していたのですが、信じられないことに、Aは東大入試に不合格となり、某最難関私大に進むことになります。)

 

 

女子が目標を高く設定しない現状に疑問を感じていた

 

高校生になると、周りも志望校を決めはじめます。私は漠然と東大を目指していたものの、成績の学年順位は10位前後。もっと優秀な同級生もたくさんいたわけです。

 

しかし、このころになると、私よりも成績の良い同級生のうち何人かが、志望大学を私立大学(具体的には早稲田・慶応)に設定し始めます。私より成績が良いのに、何で?と思いましたが、「女子なんだからそんなリスクを負う必要はない」「(女子校であることもあり、)この高校の卒業生にも東大に進んだ人は少なく、自分が合格できるイメージがない」とのことでした。

 

自分には、それがまた悔しかったのです。もっと高いレベルを目指せる能力があるのになぜそれをしないのか。「女子だから」というのが東大を諦める理由になるのか。もし男に生まれていたら、東大を受験していたということなのか。

 

だったら自分がこの高校から東大に進学しよう。この高校から一人でも多く東大に進学することで、女子にとって東大を少しでも現実的な目標にしてほしい。能力があるのに高いレベルを目指さない後輩たちが一人でも減ってほしい。そんな思いがありました。

 

(後日談:もっとも、後になってわかるのは「東大女子は本当に生きづらい」ということ。東大に行っても、社会に出れば結婚が難しい目標になるし、女性の部下に対して学歴コンプを丸出しにしてくる上司もいるし、それまで仲良く話していても私が東大生であると知ると壁を作ってくる人もいる。そう考えると、今の日本社会の現状では、「女子が東大に行く」ことがベストな選択肢ではないと考える人がいるのもおかしくありません。高校時代の私は社会を知らなかったとつくづく感じます。)

 

勉強が得意だった

 

高校時代に、自分の個性って何だろう?と考えたら、勉強が得意なことしか思い浮かびませんでした。(暗い…笑)

特にコミュニケーションが得意だったわけでもないし、どっぷり浸かっているような趣味もあったとは言えません。だから、勉強で勝負しようと。勉強して、その努力が形になって、社会に貢献できたら幸せだなと思っていました。

 

おわりに:結局は井の中の蛙だったのかもしれない

 

 

こうして考えてみると、周りに影響を受けまくっている人生です。東大生活○年目になって思うことは、高校時代の自分は井の中の蛙だったということ。

 

勉強の優先順位が高かったからか、テレビや漫画などにほとんど関心を持たない子供でした。そのため、有名な芸能人や番組、果てはニュースまでも知らないこともあり、常識人にはほど遠いと自分では思っています。

 

さらには、父親がどのような職業についているのか全く知らなかった(母親は専業主婦)。これは、私の通っていた中学・高校に高所得層(医者の娘とか)が多く通っていたから、私を通じて父の職業の話が広まるのが嫌だったのか(父は某銀行で普通のサラリーマン)、大人の話に子供は首を突っ込むべきではないという教育方針だったのか、真意はわからないのですが、何度聞いてもはぐらかされていました。

 

だから、大学を卒業した後の社会が見えていなかったというのも自分の弱点にはなりました。要するに、甘く見ていました。高校、大学のようなコミュニティだけで一生が完結すると、どこかで思っていました。自分が頑張れば、誰かの力になれたり、社会課題を解決したりしながら、生きていけると思っていました。仕事で必要な能力とか、日本の職場の縦社会とか、そういうことまで高校時代に見渡せていたら、違う選択になっていたかもしれないとは思います。

 

だから、私が高校時代に東大を目指すと言ったときに、「東大出身だからと言って人生うまくはいかない」「社会は厳しい」と言って反対した親の気持ちが、高校時代は全く分かりませんでしたが、今では少しわかります。それでもお金をかけて東大まで行かせてくれた親には感謝しています。

 

東大に入れば、それまで勉強は二の次にしていて、趣味に打ち込んでいたけど東大に入れたというような天才もゴロゴロいます(下の記事でも書きました)。どう頑張っても勉強では太刀打ちできない、そういう人がいるなかで、勉強以外での自分の存在価値を見つけていくのが、東大生の私の今後の課題です。

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なんか最後はちょっと厳しい話になってしまいましたが、東大はやはり良いところですよ!優秀な友人と切磋琢磨できる環境は、やはり何事にも代え難いです。

 

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