「東大生は子供の頃にレゴや積み木、パズルなどで遊んでいる」と言った話をよく聞きます。たしかに、私の場合は親が割と教育熱心なほうであったからか、幼少期に知的玩具は多く買ってもらっていたように思います。また、幼少期には絵本の読み聞かせも毎晩のようにしてくれていました。
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私自身は子供のときからパズルやレゴで遊ぶのが好きでしたし、オセロなどのボードゲームや、トランプなどのカードゲームもよくやっていました。高校生になってから、多くの人が躓きがちな数学の「図形」や「確率」の単元を得意としていたのは、そのような幼少期の遊びの影響もあるのかもしれません。
フジテレビ「さんまの東大方程式」で話題になった大津高志くんも、子供時代にはKAPLAというパズルのおもちゃで遊んでいたみたいです。調べてみたら面白そうで、私も遊んでみたくなってしまいました(笑)
そこで今回の記事では、東大生の私が、幼少期に気に入って遊んでいたおもちゃを紹介していきたいと思います。
ピタゴラス
三角形や四角形の平面タイルの辺の部分が磁石でくっつくようになっていて、それを立体的に組み立てて遊ぶおもちゃです。平面から立体への空間認識能力を高めるのに効果的とされています。
私が持っていた、似たおもちゃに「ポリドロン」というのもあり、こちらは三角形や四角形などの枠の形をしています。この枠をはめ合わせて立体形をつくっていくというものです。
他にもけっこう似たおもちゃも数多く出ているので、各家庭に合うように大きさや素材などを選べると思います。
プラレール
私は、弟が遊んでいるのを見ていただけだったのですが、弟は幼少時代にこれにはまっていました。
意外にもレールをうまく組み立てる方法をよく考えなくてはならなかったり、動く電車同士がぶつからないように工夫しなくてはならなかったりして、面白いんですよね。
ちなみに弟は、幼少期から電車が大好きで、小学校低学年くらいのころには都内の駅名や路線をほとんど全て覚えてしまっていました(都民ではないのに!)。今では「鉄道オタク」の面影もありませんが、私は今でも「乗り換え案内アプリ」代わりに弟を利用していることもあります。
地図パズル

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家にはジグソーパズルなどもかなりの種類あったのですが、今でも特に感謝しているのはこの地図パズルです。日本地図と世界地図と両方あります。
私が今でも47都道府県の場所を正確に覚えているのは、幼少期にこのパズルで遊んでいたおかげだと思っています(笑)東京23区の位置は、今でも覚えたかかなり怪しいのに…。(注:何度も言いますが、都民になったのは最近です(笑))
大学受験の世界史や地理で国名を覚えなくてはいけないときも、元々国名を良く知っていたので、すんなりと覚えることができました。ワールドカップ準優勝のクロアチアの場所も今でもちゃんと覚えてました。
はじめての多面体おりがみ

はじめての多面体おりがみ (Heart Warming Life Series)
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小さい頃からおりがみで遊ぶのが好きだったので、この本もすぐに気に入りました。問題だったのは、意外と不器用でうまく形が作れなかったことですかね…(笑)でも上手に作れたものは自分の部屋に飾ったりして、時間があれば眺めていました。
上で紹介したピタゴラスやポリドロンでは作れない、星型やスケルトン型の多面体も作ることができるので、立体やおりがみが好きなお子様には特におすすめです!
数独(ナンバープレート)
小学校中~高学年くらいの時期は特にこれにはまっていました。と言うのも、この時期に仲良くなった私の友人Aが、数独はとっても面白いものだと教えてくれたからです。(Aは小学校時代からの友人で、頭が良く、共に東大を目指していました。Aが私の進路選択に与えた影響については下の記事でも書かれています。)
Aは脳のトレーニングになりそうな遊びをたくさん知っていて、他にも、通りがかった車のナンバープレートの4桁の数字の足すor引くorかけるor割るを組み合わせて、Aと私のどちらが早く10を作れるか競争などをやっていました。
(ちなみに4つの数が全て違うものであればほとんど10が作れます。15年の間でAも私も10を作りだせない4つの数字の組み合わせが1つだけありましたが。)
テトリス
さて、私の小学校時代はゲームボーイやらニンテンドーDSやらが流行った時代だったのですが、私は飽きっぽい性格だったこともあってか、いくつか買ってもらったゲームも割とすぐ飽きてしまっていました。(早い人は幼稚園のころからゲームをやっていましたが、私は当時から割と他人に無関心な世間知らずタイプだったので、ゲームをねだり始めたのは小学校2年生くらいになってからだった。)
そんな中で唯一と言っていいほど好きだったのが、テトリスです。パズル系、本当に好きだったんですね…。
ちなみに弟は前述のおりがみも数独もテトリスもあまり興味を示さず、ゲームであればマリオカートやパワプロを良くやっていました。スポーツをしたりテレビを見たりということも好きでしたし。
それでも数学得意の理系で私より頭の回転も速いです。結局、私のパズル好きは脳のトレーニングになったというよりは、単に趣味の域だったのかも…?
スタディ将棋

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藤井聡太さんの活躍もあり、将棋がブームになっています。
将棋と言われると、駒の動きなどルールを覚えるのが大変そうに思えますが、このスタディ将棋であれば、駒の動く方法が書かれているので、ルールのわからない初心者でも将棋に親しむことができます!
歩なし将棋や詰め将棋などについて解説された説明書もついているので、これを用いて将棋の戦術を身に付けていくことで、思考力を高めることができます。
まとめ
東大生の私が幼少期に遊んでいたおもちゃを紹介してみました。子供時代を思い出していると、同じ家庭に育っていても私と弟とでおもちゃの好みがだいぶ違っていたりしているので、「このおもちゃが絶対に良い」というものはなく、それぞれ好きなおもちゃで遊ぶのが良いのでしょう。どんなおもちゃで遊ぶかよりも、どのように工夫して遊ぶかの方が大切なのかもしれません。
でも、異性の兄弟がいたことで遊びの幅が広がったり、お互い負けず嫌いだったので、ゲームをするときにはどうにかして勝ちたいと頭を使うようになったりしたのは良かったと思います。
現在はスマホなども普及して遊びの幅も広がっているので、遊びにも学びを取り入れる様々な工夫がしやすくなっているとは思います。一方で、スマホやゲームも、頭を使うものであれば悪くないと思いますが、目に悪い点と、全ての遊びをそこに完結させてしまいがちである点は課題かなとは思います。世の中にはもっと色々な遊びがあるので。
特に小さいお子様を持つご家庭では、この記事が、色々なおもちゃを知ってもらうきっかけになれば嬉しく思います。
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記事中で紹介した以外にも、このブログでは、東大生が受験勉強法や東大での学生生活について解説しています。