合格(うか)るが勝ち

合格(うか)るが勝ちとは思っていない東大生凡人ブロガーが、東大生にしかわからない東大事情や受験情報について書き記すブログ

東京大学の女子学生の数が全然増えないって話

みなさんご存じかもしれませんが、東大って女子率が低いのですよ。東大の女子学生比率は、最近「頑張って」やっと2割という状態なんです。文系でも3割いかないくらい。理系だと40人のクラスに女子1人ということもあります。

 

「頑張って」って何を頑張っているのかと思われるかもしれませんが、オープンキャンパスで女子学生の相談ブースを増やしたり、女子学生が母校に東大の魅力を講演しに行く企画をやったりしています。

最近では、東大二次試験の数学の難易度が年々下がってきているのは女子学生を増やしたいからだ、とか言われてますね。(※だからと言って来年も数学が簡単だという保証はどこにもありません。突如難化する年もよくあります。)

 

それでも東大の女子学生比率が全く増える様子はありません。東大卒の女の子ってそんなに需要ない??需要ないのかぁ…。

 

(こんな記事もあります。) 

www.asuka-ukaru.com 

 

海外のトップ大学のほとんどは5割が女子学生だという話 

 

東大だけでなく、京大、一橋、東工をはじめとするトップ大のほとんどで、女子比率は3割以下です。(早慶でやっと35%)。この事実だけだと、「やっぱり、女子は男子より学力が低いんだ…」と、短絡的に考えてしまいがちなんですが、ここで世界に目を向けてみます。

 

たとえば、アメリカのハーバード大学やイエール大学といった、東大よりもレベルの高い両大学の女子学生比率は49%。イギリスのオックスフォード大学の女子学生比率は47%です。大学ランキングでアジア1位のシンガポール国立大学の女子学生比率は50%。

 

どうやら、日本の女子学生だけ異常に学力が低いらしい。。。

 

「でも、欧米って男女平等が進んでるし。儒教文化の根強い中国や韓国は、日本と同じようなもんだ。入試形態も日本と似ていて、完全に学力だけの勝負だし。」と言う方もいます。

北京大学:女子比率47%。ソウル大学:女子比率50%。

 

女子の学力が低いの日本だけじゃないですかーーー!(しかも中国は一人っ子政策のために男子の方が絶対数が多いにも関わらずこの比率。)

 

ちなみに、留学先(欧米)で知り合った韓国人の友人に、「東大は女子学生比率が2割以下なんだ」と言ったら、目を丸くしていました。彼曰く、「男子は勉強するにしても、スポーツやらゲームやら誘惑がたくさんあるけど、女子の方が真面目に勉強するから成績が良いに決まってる」「俺の妹も俺よりレベルの高い大学だし、そんなの普通だよ」だそうです。

「日本は女性の地位が低すぎるよ」と言われたことまで書くと、日韓対立とか不要な論争を生みそうなので避けたいのですが、韓国人にまでそんなこと指摘される日本って正直どうなのでしょうか…。私は発展途上国から来たわけではないのに、って結構恥ずかしかったです。

 

 

男子より女子の方が理数科目が得意だという国があるらしい

 

「男子の方が数学が得意」というのは周知の事実ですよね。

男子は数学的な思考力(?)が発達していて、女子は言語能力が高いとかなんとか。

東大も、男子比率の高い工学部の定員が一番多いから、女子比率が低いとかなんとか。

 

ただ、この常識を覆すデータがあるんです。OECDのデータによれば、なんと、スウェーデンやフィンランドでは、常に女子の方が男子に比べて数学の成績が高いんです。

 

北欧では、なぜか遺伝的に数学的思考力の高い女の子がたくさん産まれてくるんですね~。

 

………。

そんなわけはないですね。

 

どうやら、北欧では「女子こそ学歴が大切」「女子は勉強が得意」といった価値観があるそうなんです。

そして、真面目に勉強した女子は良い成績を出し「やっぱり女の子は勉強ができるのね」と言われる。みんながそう言うならそうなのだろう、と勉強を続けていくと、女子の方が全ての教科において平均的に学力が高い社会になるみたいです。(数学系・言語系ともに女子の方が成績が高いみたいです。)

 

そういえば、さっきの韓国人は「女子の方が真面目だから勉強ができるはずでしょ」って当然のように言ってたな。これもまた価値観ですね。

 

一方で日本では、なぜか算数が数学に変わる中学生くらいから、女子の数学の成績が徐々に悪くなっていきませんか。「女子は数学が苦手な子が多いから」と言い出す先生がどこからともなく現れ、ああそうなんだ、って当然のように、なんとなく受け入れてきませんでしたか。

 

つまり私が言いたいのは、社会の価値観が子供(日本の場合は女子生徒)の学力を制限しているということです。

日本でだけ女子が生まれ持った知能が極度に低いとか、北欧でだけ産まれてくる女子の数学的思考力が高いとか、そんなわけがないじゃないですか。

 

「女の子なのに勉強できてすごいね~」の罠

 

「女の子なのに勉強できてすごいね~」とか、「女の子なのに数学が得意なんだね」とか、「女子なのに東大?!」とか、言われ続けてきました。「女の子なのに」の『なのに』というたった3文字にひっかかりを覚える必要なんて、本来なら無いんです。私も、素直に褒め言葉として受け取ろうと努力してきました。

 

でも、この3文字が、暗に「女子は学力が低い」「女子は数学ができない」という価値観を、人々に再認識させているんです。それも無意識のうちに。

 

人間の限界を決めているのは、社会であり人間なんです。

 

男子であれ女子であれ、周りが勝手にその人の限界を決めていくような社会ではあってほしくないなと思っています。(「ゆとりはダメだ」とかも同じ原理かもしれない。)

 

 

問題の根はもっと深いところにあるのですが、、、

 

本当はもう少しこの問題を掘り下げたいのですが、それについてはまたいつか書きます。私もまだまだ議論する準備はできていて、明日の記事で続編を書こうと思って下書きしていたんですが、あまりにも議論が壮大になりすぎてしまったので(笑)、ちょっと頭を冷やしてきます。

 

でも私だって正直こんな記事は書きたくないのです。社会がなにかとこういう問題に敏感になっている昨今、「フェミニストだ!」とか言われて叩かれたりするし…。

 

しかも、「こういう反論があると思いますが、それに対してはこういうデータがあります。反論はさせませんよ。」的な書き方って、相手の逃げ道を塞いでいるような詰め方で、「これだから東大女子は可愛げがないし、社会に必要とされないんだ」と言われたら、もう土にでも埋まっているしかない。。(笑)

 

それでも、こんな記事が持つ可能性を少しでも信じたいと思って書いています。少しでも、ほんの一部分だけでも、日本の社会がより良く変わっていく助けになれれば幸いに思います。

 

 

こんな記事↓もありますので、ぜひお読みください!

asukask.hatenablog.com

www.asuka-ukaru.com

www.asuka-ukaru.com