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留学生必見!絶対に内定を獲得するボスキャリ攻略法を徹底解説します

 

海外大学・海外大学院に留学中の学生は、日本での就職活動に参加することはなかなか難しいことと思います。アメリカのボストンで毎年11月に開催されるボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)は、そんな海外留学生を採用するために、日本から200社以上の企業が参加する就活イベントです。ここで内定を獲得できれば、日本帰国後に就職活動をする必要もありません!

 

ボスキャリに参加する学生の数は年々増加しており、全米のみならずヨーロッパやアジアに留学中の学生も、ボスキャリ期間中はボストンに集結し、その参加者数は2万人とも言われています。「ボスキャリは内定がもらえやすい」という噂もありますが、各企業が10人の学生を採用するとしても内定獲得者数は2000人にしかならず、90%の学生は内定をもらえないということになります。

 

しかし、正しい対策をすればボスキャリでは必ず内定をもらうことができます。しかも、3日間で内定をもらうことができるのですから、日本で就職活動するのと比べてもかなりお得です!

 

私もボスキャリを経験しましたが、東大や早慶といった日本の最難関大学を卒業して、海外の一流大学院に留学しているような優秀な学生でも、内定をもらえなかったという知り合いもいました。一方で、事前準備を抜かりなく行った人は、出身大学・条件に関係なく内定をもらえていたようです。(そもそも企業の人は海外の大学の名前なんて知らないので、特に留学先の大学名は選考に関係ないと感じました。)

 

そこで本記事では、ボスキャリを経験し、ボスキャリを知り尽くした私が、その攻略法を伝授したいと思います。

 

asukask.hatenablog.com

 

 

 

 

ボスキャリの準備は夏から取り掛かろう!-当日までのスケジュール

 

ボスキャリの開催は11月ですが、当日の3日間だけが勝負というわけではありません!内定を獲得するためには、その事前準備がとても大切になってきます。まずは、その事前準備について解説していきます。

 

夏までにボストンでの宿泊場所・移動手段の確保を!

 

ボストン居住者以外にとっては、会場近くのホテルを取っておくことが重要となります。やはり人気なのは会場に近いホテルで、私が参加した年は、ボスキャリ半年前の段階で、会場に最も近いホテルは満室状態でした。徒歩1キロ圏内の他のホテルも、遅くとも2~3カ月前には満室となると思います。

 

これらのホテルは立地が良いため、宿泊代も高くなると思います。しかし、会場から少し離れた場所よりも、会場近くのホテルを取ることをおすすめします。

 

というのも、ボスキャリは3日間で全てが決まるため、体力勝負になってきます。会場近くのホテルでゆっくり休めた方が、気持ちの面で余裕ができますよね。また、前日の夜や当日ギリギリまで企業研究やレジュメ作成に追われる可能性が高いことも、近くのホテルをおすすめする理由です。

 

少し会場から離れたホテルに宿泊する場合はタクシーで会場に向かうことになると思います。ボスキャリ当日の朝は同じように会場に向かうタクシーの列で大渋滞になることも予想されます。また、会場も大混雑で、着いてから受付を済ませるまでにも時間がかかりますので、朝は余裕をもって出発することを念頭に置いておきましょう。

 

また、多くの学生はそれぞれの住む場所から飛行機でボストンに向かうことになるでしょう。このような場合も、飛行機をはやめに確保しておくことが大切になります。

 

7~8月までにボスキャリ出展企業をチェック

 

例年、7月ごろから出展企業がホームページで掲載されはじめ、9月ごろには出揃います。海外大学の学生は、9月から本格的に授業が始まる場合がほとんどですので、まだ授業が忙しくないこの時期に準備をどれだけ進めておくかがポイントになります。

 

(こちらの記事も参考にしてみてください!) 

www.asuka-ukaru.com

 

この時期にやっておくこととして、①就活の軸を決める②志望企業をピックアップする③企業研究をすすめる④自己分析をする⑤SPI試験対策が挙げられます。

 

①就活の軸を決める

 

自分の興味関心や、自己アピールと関連させて、どの業界を志望したいのか、どんな企業に就職したいのかを決定します。業界で絞るのであれば、2~3業界をピックアップしておくと丁度良いかと思います。もちろん「外資系の企業がいい」「誰もが名前を知っている企業で働きたい」という絞り方でも良いでしょう。ここで重要なのは、志望企業・業界をあまり絞りすぎないことです。

 

②志望企業をピックアップする

 

志望業界・企業の条件を決めたら、その条件に合う企業をピックアップしていきましょう。このボスキャリで内定を取りたいのであれば、この段階で20社ほどピックアップしておくことをおすすめします。

 

よくあるのが、興味・関心を絞りすぎて、「興味のある企業があまり出展していない」状態になってしまうパターンです。

確かに、日本中・世界中に山ほどある企業の中から200社ほどしか出展していないわけですから、その中で自分が本当に就職したい!と思える企業を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、逆に言えば、海外で勉強をしている学生が、200社もの企業を、しかもそのすべてが留学生だけを採用しに来ているという状況で、就職を検討することができるという状況は他にほぼありません。

ここで内定をもらうことができれば、仮に日本帰国後にもう一度就活をするとしても、気持ちの余裕が変わります。あまり名前を聞いたことがない企業でも、この段階でピックアップをしておけば、企業研究をしている段階で興味がわいてくる可能性が高いです。

 

③企業研究をすすめる

 

特に関心のある業界や企業については、企業研究を進めておきましょう。といっても、海外に住む学生が集められる情報はネット上の情報が中心となると思います。実際、企業研究を全くせずにボスキャリに来る学生も多く、情報を集めにくい状況にあることは採用担当者もわかっています。

 

それでも、企業ホームページを隅々まで読んでおき、ESの志望動機や面接の逆質問を考える際の参考にすることで、企業担当者に「よく企業研究しているな」と好印象を与え、他の就活生と差をつけることができるので、早い段階から企業研究に手をつけておきましょう。

 

④自己分析をする

 

ボスキャリのマイページには、留学状況や自己PRについて日本語・英語で記入する欄があります。これは企業に応募する際に提出することになるので、早い段階から充実させておくようにしましょう。

 

特に重要視する点は「他の学生と差をつけるエピソード」と「そのエピソードがどのように志望企業での仕事に役立てるか」という点です。また、留学を決めた理由についても「御社で働く上で○○の能力が必要と考え、それを身に着けるため留学を決めました」というように、早い段階から目標を定め、その達成手段として留学を選んだことを述べられると良いでしょう。

 

⑤SPI対策をする

9月末から10月末までの間にレジュメを提出し、その後にSPI(などオンライン上で受験する能力テスト)や事前面接を受けるというスケジュールになります。この時期には多くの企業のレジュメ・ES提出が重なったり、留学先の学校の試験が入ってきたりと、かなり忙しくなってくるため、SPI対策をする余裕などありません。まだこのような能力テストを受検したことがない場合は、早めに対策本に目を通すなどしておくと、本番も焦らずに受検できることと思います。

 

コンサル志望の方は、私が以前に書いた、以下の記事を参考にして、ケース面接対策もしておくと良いと思います。

www.asuka-ukaru.com

 

 

ボスキャリ前の9月末から10月にはESを仕上げて提出しよう!

 

10月中旬~下旬を目途にエントリー締切とする企業が多いでしょう。もちろんボスキャリでは、当日にレジュメを提出する「ウォークイン」を設けている企業も多くありますが(中にはウォークインのみしかエントリーを受け付けない企業もわずかですがあります)、ウォークインでの倍率は相当高くなることを認識しておきましょう。

 

せっかくボストンまで来る採用担当者は、用意しておいた枠に欠員を出したくないため、早めに応募してきた良さそうな学生に多くの面接枠を確保しておくからです。そのため、企業によってはエントリー締切前でも早期に応募してきた学生には早めにコンタクトをとり、面接など次のプロセスに進める場合もあります。

 

エントリーには、ボスキャリのマイページにあるレジュメ(留学状況や自己PRを掲載するもの)を提出する他に、企業ごとに独自の質問が課される場合もあります(その企業や職種の志望動機など)。また、そのあとに更に企業ごとの応募者用マイページにてESなどの入力をしなければいけないことも(少数ですが)あります。

 

エントリーまでにするべきことが予想より多くてエントリー締切に間に合わなかった、ということがないよう、早めに準備に取り掛かりましょう。

 

エントリー数は多いに越したことはないので、15社ほどエントリーしておくことをおすすめします。エントリーしても全く音沙汰のない企業や、ESの段階で落とされてしまう企業もあるからです。ボスキャリ前の選考で持ち駒が減る、という可能性は大いに考えられるので、この段階では志望企業を絞りすぎないようにしましょう。

 

 

10月末から11月にかけては事前面接が実施される

 

エントリーが済み、レジュメ審査に通過すると、SPIのような試験や事前面接が課される場合があります。具体的には、志望企業にもよりますが、レジュメが通過した企業の半数程度で事前面接があると想定しておくと良いと思います。

 

事前面接はほとんどの場合、スカイプで実施されます。この時点では採用担当者は日本にいることがほとんどだと思いますので、事前面接は日本の昼間の時間帯に実施されることになります。

 

アメリカやヨーロッパに留学している学生にとっては、夜の時間帯に面接が行われることも多いので、スカイプ面接をするのに適した場所を確保しておくようにしましょう。(例えば寮の相部屋で生活している場合、深夜に面接を受けているとルームメイトを起こしてしまう可能性があります。)私の場合は、学校の図書館のスカイプルームが夜中まで使えたので、そこを利用していました。

 

事前面接といっても、この段階から本格的に選考は始まっていますので、気を引き締めて、しっかりと準備をして臨みましょう。

 

また、事前面接以外にも、企業から課された課題の提出や、自己PR動画の撮影・提出などが課される場合もあります。また、企業研究がしにくい海外の状況を考慮して、オンラインにて企業説明会を行ってくれる企業もあります。 

 

11月にはボスキャリの本格的な戦略を立てよう!

 

11月にもなると、いくつかの企業からボスキャリ当日の面接の案内が届いたり、事前面接の通過通知が届いたりすることが増えてくると思います。この段階で、企業の志望順位を決め、当日の面接予約を入れていきます。

 

例えば、エントリー段階で15社にエントリーして、9社から面接の案内が届いたとしても、ボスキャリは3日間しかないわけですから、実際にその3日で面接を受けられる企業の数は多くてもせいぜい7社程度が限界です。また、ボスキャリでは採用担当者も早めに用意しておいた内定枠の学生数を確保しておきたいという気持ちが働くため、1日目に面接をした学生の方が有利になります。

 

そのため、志望順位の高い企業は、できれば初日午前に面接の予約を入れておきたいところです。

 

1日目の午前や午後の早い時間に面接を行うことで、その面接に通過した場合、次の面接をその日のうちに入れることができる可能性もあります。こうすることで、初日のうちに内定、もしくはそれに近い段階まで持っていくことができるのです。

 

また、多くの持ち駒があると、面接の時間が重なってしまうという可能性も考えられます。会場は広いので、面接と面接との間に少なくとも15~20分の空き時間を確保しておくと、会場内を走らずにすみ、次の面接への気持ちの切り替えをすることもできるでしょう。面接の時間が重なってしまった場合にどの企業の選考を優先するのか素早い判断ができるよう、企業の志望順位もきめておきましょう。

 

 

前日はなるべく早い時間にボストン入りしよう!

 

最も重要なボスキャリ1日目の朝から参加するために、前日にボストン入りする学生がほとんどだと思います。その際に、できるだけ早い時間にボストンに到着することをおすすめします。

 

その理由は、ボスキャリ前日から面接を行っている企業もあるためです。企業側も、見込みのある学生とはできるだけ早く直接に接触して、内定を出すか判断したいと考えています。前日に呼ばれるということは企業側にとっても採用したい人材であるということは間違いないはずなので、このチャンスを逃したくないですよね。もちろん、ボスキャリの日程外なので、大学の授業等の都合等で前日に参加できない場合は、その旨をきちんと伝えれば、ボスキャリ当日にしっかりと面接枠を確保してもらえます。

 

また、前日夜に、エントリーしてきた学生に対して、説明会等を兼ねたディナーを開催している企業もあります。企業の仕事内容や雰囲気をつかめるのはもちろん、無料でおいしいディナーをいただけるので、参加できると良いでしょう。

 

ボストンキャリアフォーラム当日は体力勝負!

 

さていよいよ、ボスキャリ当日です。ボスキャリには、事前エントリーしていなくても、当日レジュメを提出することでエントリーができる「ウォークイン」の制度があります。

 

確かにウォークインでのエントリーは、面接に進める可能性が非常に低く、企業研究をする余裕もあまりなく、企業によってはウォークインでエントリーした学生にはボスキャリ期間後になって連絡を取る場合もあります。しかし、チャンスが広がることは間違いないので、時間があればぜひアプローチしてみましょう!

 

ウォークインでは大量の学生がレジュメを提出していく一方で、その面接枠は非常に少なくなっています。ウォークインでエントリーする際には、企業の担当者に積極的に質問したり自己PRをしたりすることで、少しでも担当者の印象に残るようにアピールするようにしましょう。

 

事前に予約してあった面接に加え、ウォークインも検討していると、かなり体力を消耗します。お昼をゆっくり食べる時間もないかもしれませんので、なにか栄養補給のできるちょっとしたものを持ち歩いていると安心です。(ただ会場で売られているクラムチャウダーはおいしいので、時間に余裕があればぜひ食べてみてください!)

 

面接に通過すると、二次、三次面接の予定が次々と入ってきます。電話がつながる状態にしておくことを忘れずに!(ただし着信音が面接中に鳴らないように気を付けてください。)また、面接後その場で次の面接の予定を入れる場合や、指定時間までに結果が掲示される場合もあるので、気にかけておきましょう。

 

ボスキャリ当日の夜はディナーに招待される場合も!

 

ボスキャリで内定を獲得した人、もしくは内定に非常に近い状態まで来ている人は、ディナーに招待されることがあります。招待されたら必ず参加しましょう。

 

このディナーへの招待には、2つの可能性が考えられます。1つは、選考の一環であるケースです。選考中の学生と採用担当者が一緒にディナーをすることで、マナーやコミュニケーション力、志望度などを測っているというものです。

もう1つは、ほぼ内定が言い渡された状況において、学生と企業との相互理解のために行われるケースです。企業の方や他の内定者も参加するので、仕事の話や職場の雰囲気を知る良い機会になると思います。

 

招待されたら、ボスキャリの会場内で集合して移動する場合や、地図を渡され現地集合の場合もあります。もちろん就職活動の一環ですので、ボスキャリに参加したままのスーツの恰好で参加します。どの場合も気を抜いてはいけませんが、選考が終了した後だとかなりリラックスした雰囲気で楽しめるようです。もちろんディナー代は企業側が払ってくれます。

 

交換留学生でもチャンスはある!

 

ボスキャリに参加している学生の中には、海外の大学や大学院で正規の学生として学位を取得しようとしている人も多くいますが、日本の大学に所属しながら1年程度の交換留学(もしくは私費留学)で海外にて学んでいる人も多いです。

 

そのような交換留学生は、企業によってはボスキャリにおける選考の対象になっていないこともあります。しかし、企業の採用担当者に交渉してみることで、選考に参加でき、内定を獲得できたケースまであるのです。

 

応募要項の対象が、正規の留学生のみとなっていても、どうしても選考に参加したい意思を伝えてみましょう。(ただし、なぜ日本での選考に参加できないか説明する必要はあるでしょう。)採用担当者の印象に残り、逆に有利になる可能性もあります。私の知り合いでは、幼少期に数年間海外に住んでいた経験があるだけで留学経験もないにも関わらず、企業担当者に交渉することで選考に進み、内定をもらっていたケースもありました。

 

同様に、入社年によってもチャンスが広がる場合があります。ボスキャリは11月に開催されるので、来春採用(5カ月後の4月に入社)を行っている企業と、来々春採用(1年5カ月後の4月に入社)を行っている企業とがあります。(一部、秋採用もありますがここでは省きます。)

 

海外の大学を夏に卒業済みの学生は、来春採用を行っている企業にエントリーすることが多くなることかと思います。しかし、入社は1年遅くなるものの、来々春採用のみを行っている企業にもエントリーできないこともないのです。ですので、その事情を説明し、どうしてもその企業に入社したい旨を伝えることで、来々春採用の内定をもらうことも可能です。

 

 

長期インターン経験がボスキャリ採用に有利!

 

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日本国内または海外での長期インターンの経験が、ボスキャリで内定をもらう上で重要となる理由は2点あります。

 

1点目は、海外の大学生は大学卒業前後に企業でOJTの経験を積んでから就職することが一般的であり、長期インターンの門戸が広く開かれているためです。特にアメリカなどでは、夏休みが3か月ほどと長期間にわたるため、その期間にインターンをする学生が多いです。また、授業期間中に大学と連携する企業でインターンをすることで単位を取得できる場合もあります。

このようにインターン経験は海外大学生のスタンダードになっているため、経験なしでは採用担当者に物足りない印象を与えてしまう可能性があります。

 

2点目は、他の学生との差別化のためです。海外留学生が「大学時代に頑張った経験」を聞かれて、「留学して言語・文化・環境の違いという壁にぶつかったが、努力して乗り越えた」とか、「海外の学生と協力してグループワークをやり遂げた」経験を答える人は非常に多いため、海外留学生の多く集まるボスキャリでは、エピソードが似たようなものになりがちです。

 

ボスキャリでは各企業はたったの3日間で多くの学生と面接しなければならないわけですから、そのなかで採用担当者の印象に残るようにするためには、他の学生との差別化が重要です。インターン経験によってエピソードが独自のものとなるだけでなく、企業で働く社会人と交渉した経験や一企業人として働く上での見識がアピールできます。

 

まとめ

長くなりましたが、ボスキャリで内定を獲得するための戦略をお伝えしました。

海外の学生にとって、ボスキャリの情報は探してもなかなか手に入らないというのが実情だと思います。しかし、ボスキャリはしっかりとした対策をして、この3日間に集中すれば、日本で就職活動をするよりもかなり効率的に内定を取ることができます。この記事を読んで、しっかりと戦略を立てることで、他の学生と差をつけていきましょう。

 

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