合格(うか)るが勝ち

合格(うか)るが勝ちとは思っていない東大生凡人ブロガーが、東大生にしかわからない東大事情や受験情報について書き記すブログ

東大生になって感じたデメリット―「有名税」を払うということ

東大に合格すれば人生苦労しない、そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

たしかに、就活で多くの企業に「学歴フィルター」があることが囁かれていることからも分かるように、大学名だけで低い評価をされることはないのかもしれません。また、企業のなかには「学閥」がある組織もあり、東大生であるというだけで昇進しやすい企業もあります。

 

しかし、東大生はただ「受験勉強が他の人より得意であっただけの人間」。東大生であることを評価してくれる人は、その「受験勉強において結果を出したこと」を評価してくれているだけであって、それ以上にもそれ以下にもなりません。

 

ですから、東大生であれば人生イージーモード、とはならないのが残念ながら現実です。

今回は、東大生であったがために苦労したこと、東大生であることのデメリットについてお伝えしていきます。

 

「東大生」に対する過度な期待

 

「東大生だからなんでもできて当然」と期待されてしまいます。「東大生なのに気が利かない」とか「東大生なのに仕事ができない」という言葉を良く聞くのは、「東大生なんだから周りに気を配れるだろう」とか「東大生なんだから手際が良いだろう」という先入観(期待)があるということですよね。

 

私も飲食店でバイトをしていたときには「東大生だからこのくらい覚えられるよね」と、あたかも東大生は初日で全ての作業を覚えて当然、というようなことを言われたことがあります。

しかし、私は東大生らしからぬことに、暗記が大の苦手です。受験生時代は、暗記が苦手だからこそ、暗記学習に取り組む時間帯や回数・方法などを徹底的に管理・分析して取り組んでいたわけで、たくさんの作業を一度見ただけで永遠に全てこなせる能力があるわけではありません。

 

さらに私はおっちょこちょいでもあったので、作業を覚えたあとも、ルーティン作業の1つをうっかり忘れてしまうということもありました。たとえば、朝一番で店に入って解除しなければいけないセコムを解除し忘れて、警備会社の方が駆け付けたこともあります。

そのように「やらかす」人は私だけではないとは言え、たくさんあるルーティン作業を毎回1つも抜かさずこなせる人もいるわけで、「東大生なのに…」と自分でも思いましたし、周りにも思われていたと思います。

 

留学時代には「東大生なんだから英会話くらいできるでしょ」という周囲の視線が苦痛でした。しかし、東大生は単に英語の読み書きが人よりちょっと得意(それも人による)というだけで、ネイティブから見たら「英語ができないアジア人」の一人でしかありません。

ちなみに東大二次試験の英語で出題されるリスニングの英語も、ネイティブの日常会話のスピードとは比べものになりません。

www.asuka-ukaru.com

しかも東大の入試には英会話の試験はありません。そりゃ帰国子女とか留学経験者の割合は他の大学より高い(かも)ですが、そうではない純ジャパが英語をまともに話せるようになりたいと考えるなら、受験勉強に費やした時間を全部英会話の勉強に使わないといけないと思います。(そんなに勉強時間をかけずに英会話ができる東大生もいるかもしれませんが、少なくとも私の場合はそのくらい英会話が下手です。特に発音が。)

 

そのため、特に英語の必要性を感じずに生きてきた私は、「英会話は受験に不要とか言わずにきちんと勉強しておくんだった…!」と悔やんだ次第です。人生は受験だけではありませんからね。

 

「学歴コンプ」を抱えている人も

 

さらに、相手が「学歴コンプ」を抱えているとさらに厄介です。

「東大生なのに、こんなこともできないのか」「東大生なんだからちゃんと考えてから行動しろ」と言ってくる人もいるみたいです。私は幸いまだ社会に出ていないこともあり、そのような人には出会ったことがないですが。

 

特に、世の中の男性上司の中には、東大卒の女性部下を嫌がる人も多いようで、「学歴だけで嫌味を言われてつらい」と言っている友人もいました。そんなことで東大卒を疲弊させている人材無駄遣い企業では働きたくないなあ。

 

「東大生」というだけで壁を作られてしまう

 

たとえばバイト先で大学名を聞かれて、正直に東大だと言うと、相手に壁を作られてしまうこともあります。大学名を知ったとたん、敬語で話しかけられたりとか。

 

「東大生と会話したらバカにされるんじゃないか」と内心怖がっている人や、「東大生は勉強ばかりしている異世界の人間」と思いこんでいるために会話のネタに困る人も多いみたいです。

それから「東大女子とは付き合えないなあ」と言ってくる男子もいます。(そのあたりについては以下の記事で書いています。) 

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東大生だって知らないことあるし、相手から学びたいこともあるし、テレビも見たりするのにね。もちろん他大の男子だってウェルカムです。(というかたぶん東大女子のなかで「玉の輿」とか狙う人かなり少ないと思う。)

 

だから私は、初めて知り合う人にはできるだけ自分の大学名を隠すようにします。最初に大学名を伏せて仲良くなっておくと、「肩書」ではなく自分の本当の姿を見てもらえるからです。

 

もちろん最初から大学名を公開しても、「○○さんって東大生だけど超親しみやすいし、面白いっすよねーーー!」と周りに言ってもらえるような東大生もいるのですが、私は初めに公開した大学名以上のインパクトを残せる人柄だという自信がないので、大学名を隠した方が、お互いに気を遣わずに仲良くなれるのです。

 

「東大生」に良いイメージを持っていない人もいる

 

私が出会った人の中には、私が東大生であると知るとあからさまに嫌な顔をしてくる人も、わずかながらいました。

「東大生」「東大卒」の肩書は良くも悪くも目立ちやすいので、一部の人は、印象の悪い東大生に一度でも遭遇すると、全ての東大出身者に悪いイメージを持ってしまうようです。

 

例えば、就活で集団面接を受けたとき、その面接官だった女性は、他の学生の出身大学には触れなかったにも関わらず、私に話すときだけ開口一番、「あなたは東大生なのね~」と挑発するような口調で私の大学名を口にしました。それ自体はよくあることなので、あまり気にせず笑顔で和やかに対応していたのですが、一緒に集団面接を受けている他の学生と比べて、明らかに私にだけ態度が悪いようでした。

 

とどめは、私が最後の逆質問タイムで「仕事に特にやりがいを感じるのはどのようなときですか?」という趣旨の(ある意味就活では王道な)質問をしたときに、「なんか私が面接されているみたいでこわ~い」と言われたことです。(私はどちらかと言うとぼんやりしていて「東大生っぽくない」「天然」と言われるタイプなので、普通に会話をしていて「こわい」と言われたことにかなり衝撃でした。)

その私の質問に対するその方の答えが「まあ大体どれもやりがいのある仕事ばかりだよ~」という、全く答える気がないことが丸見えな解答だったのも衝撃でしたけど(笑)

 

ちなみに誰もが名前を知っている超一流大企業です(笑)仕事内容はとっても面白そうで、新しい分野にもチャレンジしている魅力的な企業なんだけどなー。

 

きっとこの面接官は東大生に恨みがあったんですね。

 

東大生として、「東大生であることのデメリット」をどう捉えるか

 

さて、このようなデメリットを感じる経験は東大生であれば誰でもあるわけで、大学の友人ともよく話題になります。つい先日もその話をしていたときに、とある友人が「有名税」という捉え方をしていて、なるほどと思いました。

 

つまり、東大はある意味「誰もが知っている大学」で東大生は目立ちやすいからこそ、過度に期待されたり、壁を作られたり、時には悪い印象を持たれたりもする。それでも、反対に、誰でも知っている大学だからこそ、良い印象を持ってもらえることもあるわけです。このブログも「東大生」が書いていることをウリにしていますし(笑)

 

大学が有名であることのメリットも享受しているからこそ、デメリットも受け入れなくてはならない、つまり「有名税」を納めなければならない、というわけです。

 

さらに、東大の入試にいくらコミュニケーションや気配りや英会話の試験が無いといっても、東大生にそれらの能力を期待する人は当然います。東大に入ったからには、そういった分野が苦手であっても、しっかり相手の期待に応えられるように、最大限の努力をしなくてはならないと感じます。

 

まとめ

 

東大に入っても、人生すべてがうまくはいきません。

浪人して入学する人もいますし、留年する人もいますし、就活でだってめちゃくちゃ落とされるし、うまく人との関係が築けない場合もあります。

 

東大を目指している受験生の方には特に、そのことを知っていてほしいなと思います。

そして、東大に合格してからも、努力し続けなくはならない覚悟を持っていてほしいと思います。

 

でも、もちろん学生生活は楽しいことも多いですよ!!(笑) 

www.asuka-ukaru.com

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