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東大入試二次試験 国語の問題形式・配点と時間配分を知ろう!

東大入試二次の国語試験では、文系150分、理系100分の試験時間のなかで、現代文・古文・漢文の問題がそれぞれ課されます。問題のほとんどが記述式であることや、理系生でも漢文の対策が必要なことが知られていますが、具体的な問題形式や時間配分についてはイメージしにくいかもしれません。

 

そこでこの記事では、東大二次試験の国語の問題形式や予想配点、時間配分などの戦略について解説していきたいと思います!

 

東大二次試験当日は、初日の一番最初の試験になりますので、幸先の良いスタートを切るためにも、この国語の試験であわてることなく確実に点数を稼ぎたいものです。

 

東大受験生の方は、こちらの記事も読んで、二次試験当日に何点を目標にするのか戦略をたててみてください! 

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東大入試の国語試験の構成と配点

 

文系受験生の場合は、試験時間150分のなかで、

第一問 現代文 (予想配点40点)

第二問 古文 (予想配点30点)

第三問 漢文 (予想配点30点)

第四問 現代文 (予想配点20点)

の計4問が出題され、合計点が120点となっています。

 

理系受験生の場合は、試験時間100分のなかで、

第一問 現代文 (予想配点40点)

第二問 古文 (予想配点20点)

第三問 漢文 (予想配点20点)

の計4問が出題され、合計点が80点となっています。

 

第一問の現代文は、文系・理系ともに同じ問題が出題されることがほとんどです。第二問、第三問の古文と漢文は、文系・理系とも同じ素材から出題されることが多くなっています。(まれに文系と理系で違う文章から出題される。)文系に比べて理系の方が古文・漢文ともに配点が低いこともあり、一問あたりの設問数は、理系の方が若干少ないです。第四問は文系だけで出題があります。

 

それから注意してほしいのが、上で書かれた予想配点とは、多くの予備校が予想している配点であって、実際の配点はこれとは違う可能性もあります。(ただ、大幅に異なることは無いだろうと思います。)

 

試験時間には余裕あり。しっかりと作りこんだ解答を

 

文系は150分で4問、理系は100分で3問ですので、単純計算して1問あたり30~40分は費やせる計算になります。問題文の長さ自体は、センター試験で出題される文章の長さとそこまで変わらないので、よほど記述解答の作成に時間がかからない限りは、試験時間が足りなくなることは少ないはずです。(センター試験の国語は1問あたり20分以内で解く必要がある。)

 

試験時間があまりに長いので、東大模試なんかでは試験時間中に寝ている受験生も散見されます。ただ、時間いっぱいかけて解答を練った受験生の方が、良い結果がでる傾向にあることは自明ですよね。

 

だからと言ってあまりに時間をかけすぎると、試験時間が足りなくなることも考えられますので(特に国語の苦手な理系受験生でありがち)、時間配分の目安を紹介します。

 

具体的には、文系生であれば、

第二問古文→25~30分

第三問漢文→25~30分

第一問現代文→40~50分

第四問現代文→30~40分

 

理系生であれば

第二問古文→20~25分

第三問漢文→20~25分

第一問現代文→40~50分

 

という感じでしょうか。古文・漢文を先に解くか現代文を先に解くかは、その人次第というところがありますが、一般的に古文・漢文の方が点数を取りやすいと言われているので、落ち着いて先に取り組むことをおすすめしています。

 

(古文・漢文が苦手な受験生は、こちらの記事を読んで、確実に古文・漢文で点数を確保できるようにしてください!

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東大入試国語の問題形式とは

 

続いて、東大入試国語の問題形式についてです。

 

第一問 現代文

 

問1~問6という6つの設問で構成されていることがほとんどで、そのうち問1~問4の4題は、傍線部について「~とはどういうことか」「~の理由を説明せよ」といった設問に記述式で解答することになります。記述欄は2行です。1行あたり30字程度書くことができるので、大体60字くらいで解答することになります。

当然ですが、1行の解答欄に無理やり2行詰め込んだりしたらダメです。また、解答の最後には句点(。)をつけるのをお忘れなきよう。

 

問5は同じく傍線部について「本文の論旨を踏まえた上で」説明する問題なのですが、字数が100字以上120字以内などと指定されています。こちらの解答欄はマス目がついているので、字数はしっかりと指定内におさめる必要があります。

 

問6は漢字の書き取りです。二字熟語のことが多く、4~5つ出題されます。東大の試験ではありますが、ここで出題される漢字は、世間でも「書けて当然」と言われるくらいのレベルなので、対策なしでも満点をとれる人も多いかもしれません。(というか満点をとれない人は、世間的に見ても相当「漢字ができない」ほうなので、漢字が苦手な東大受験生は、このレベルはせめてきちんと勉強しておくべきです。)

 

配点は問1~問4が各6~7点、問5が10~12点、問6が各1点と言われています。(※予備校の予想です。)ここでも「漢字が1問1点か2点か」論争があるのですが、私の個人的な見解では、東大が漢字の書き取り程度のことに現代文の配点の25%を割くことはないと思うので、漢字は各1点ではないでしょうか。

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第二問 古文

 

設問は5問前後で、毎年理系の方が文系よりいくらか設問数が少ないです。問1では、古文単語や文法などの理解が出来ているかを問う現代語訳の問題が3題程度出題され、配点は各3点くらいです。

 

その他の設問では、もう少し文章を深く理解できているかを問う説明問題が出題されることが多いです。解答欄は1つの設問につき1行ということが多く、2行で説明をする問題も時々出題されます。配点は各4~6点といったところでしょうか。

 

問題文の長さとしては、センター試験の古文の文章と同じか、それより若干短いことが多いように感じます。そして、文章自体の難易度もそれほど高くありません。センター試験出題文が問題なく訳せるようであれば、東大二次の古文も理解できることが多いでしょう。

 

解答が記述式(しかも採点は厳しいと言われる)なので高得点をとることは難しいとはいえ、安定して成績を残すことができるように、確実性を高めていくことが重要です。

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第三問 漢文

 

古文と同じく、設問は5問前後で、毎年理系の方が文系よりいくらか設問数が少ないです。問1では、漢文の句法や単語などの理解が出来ているかを問う、簡単な現代語訳の問題が3題程度出題されます。配点は各3点くらいです。

 

その他の設問では、1行~2行で、もう少し文章を深く理解できているかを問う説明問題が出題されることが多いです。配点は各4~6点くらい。

 

漢文も、問題文の長さとしては、センター試験の文章と同じくらいです。文章自体の難易度も、センター試験と比べてもそれほど高くないと思います。(東大二次のほうは記述式で、採点も厳しいのが高得点を狙う上でネックですが。)

 

こちらもきちんと対策をして、安定した点数を出せるようにしておきましょう!!

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第四問 現代文(文系生のみ)

 

第四問の現代文は、第一問より若干短い現代文が出題されることが多いです。ただ、文系だけに出題される問題のため、解答するのは難しく感じるかもしれません。比喩的な表現の説明をさせる問題や、随筆のような文章が出題されるときもあります。

 

設問数は4問で解答欄は各2行ずつ、配点は各5点と推測されます。第四問を苦手とする受験生は多いようなので、過去問を解く機会を増やすなどして対応しましょう。

 

まとめ

 

 

東大入試国語の概要についてお伝えしました。

 

過去問(『27か年』など)を解く時に気を付けてほしいのですが、1999年以前の問題は、同じ時間で7問を解く構成になっているので、これ以前の問題は少しボリュームが違って感じられるかもしれません。ただ、問題の質や傾向は大幅には変わっていないので、問題演習の一環として取り組むと良いと思います。

 

21世紀になって問題数が変わったのは、膨大な量の問題を手際よくこなす能力(今でも英語の二次試験などではこの能力を見る傾向にあります。一応、官僚を養成する大学なのでね。)ではなく、一つの問題にじっくりと取り組んで論理的に問題を解釈する能力を重視するようになったからかもしれませんね。

 

国語が苦手な受験生も多いかもしれませんが、しっかりと対策をして、点数を稼ぐことができるようにがんばりましょう。

 

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