合格(うか)るが勝ち

合格(うか)るが勝ちとは思っていない東大生凡人ブロガーが、東大生にしかわからない東大事情や受験情報について書き記すブログ

東大生が留年という挫折を経験して精神崩壊しかけた体験談を書いてみようと思う

ブログやっていると、たまに自分の話をしたくなりますね(笑)

このブログのイメージを壊さないかとか色々懸念したのですが、たまにはいいや、これがリアルな東大生の姿だ!と開き直って(挫折を経験していない優秀な東大生の皆さんごめんなさい)、挫折談を書いてみることにしました。

 

東大に入りさえすれば人生イージーモードだよね、と言われることがあります。まあ、受験勉強で結果を出したという事実が、良い評価につながることはあるのかもしれません。

でも、東大生の多いコミュニティで生活する限り、東大生同士で相対的に評価されることも多いわけですから、凡人にはつらいところもあります。東大生でも、多浪してきている人や、留年する人、起業に失敗する人など色々いて、「東大生なのに残念」扱いされることもありますしね…。

(下の記事でも書いたのですが、それでも努力しつづけなければならないのが東大生の宿命でもあります。)

www.asuka-ukaru.com

  

私が留年した理由

 

タイトルにもある通り、私は留年という挫折を経験しています。

あの受験競争を乗り越えた東大生が留年?!と思われるかもしれませんが、東大生の留年率は他の大学より高いくらいで、結構いるものです。その理由を知りたい方は、次の記事も見てみてください。

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私がつまずいたのは就職活動でした。くわしくは下の記事で書いたのですが、私はずっと国家公務員になりたかったんですね。いわゆる官僚って職業です。

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民間企業への就職活動も少しはしていたのですが、当時問題意識を持っていた分野に直接的にアプローチできる仕事は国家公務員だけだったので、あまり民間企業に就職する気はなく、落ちたら留年して、国家公務員に再挑戦しようと思っていました。

 

いま思えば、大学の知り合いで浪人・留年していた人も珍しくないので、「失敗したら留年すればいい」と軽く考えていた部分もあったのかもしれません。まあそれ以前に、人事担当からの手ごたえは悪くなかったので、絶対に内定を取るつもりでしたが。

「もし東大入試に落ちたら浪人しよう」と考えるのと同じ感覚だったと思います。

 

いざ留年が決まると、その事実を受け入れられず…

 

国家公務員の面接では人材確保のためによくあることなのですが、私は内々定者が確定する前日に電話で内々定の口約束のようなものを貰っていて、そのことを親にも報告してしまっていました。そのため、それをひっくり返されたという事実に、私はもちろん親も相当ショックを受けていたようです。

 

親は気が動転していたせいもあるでしょう、「あんたはいつも○○だからだめなんだ」「あんたみたいな無能は、どこの会社にも採用してもらえないよ」などと親にダメ出しも食らってしまい、私はさらに落ち込みました。

 

何かやらかしたのであればともかく、内定をもらえると聞いていた日に面接すらしてもらえずに帰されたという事情もあったり(後で懇意の面接官に聞いた話では、私より優秀な人材が予想より多く最終面接に来ただけのことだったが)、ほかにも色々あって、「本当に官僚になっていいのか…?」という思いも出てきていました。

その結果、「留年してでもなりたい」と思っていた官僚だったのに、もうその自信も信念も完全に喪失してしまいました。

 

精神崩壊前夜-留年して辛かったこと

 

努力が実らなかった事実もあり、落ち込みと喪失感がひどく、「もう私はどこの会社にも就職できない、完全にダメな人間だ…」と考え、塞ぎこんでしまいました。死にたいと考えたりもしたけれど、死ぬ勇気もなくて、それがさらに自己嫌悪感を増長しました。

 

でも、「失敗したら留年」というのは、元々覚悟していて、自分で決めたことだったんですよね。自暴自棄になっていたのは、それまで長く持ち続けてきた目標を失ったこともあるとは思いますが、以前の私は想像力にも欠けていて、「留年」による辛さを軽く考えていた面もあったからだと思います。

 

いま、試験や就活が大変で「もう留年してもいいかなあ」と考えている方もいるかもしれませんが、留年したら間違いなく辛いです。そこで、留年経験者が、その辛さを語ってみます。

 

①友人に置いて行かれる感覚

 

同級生が「○○に就職が決まりました!(キラキラ)」と嬉しそうに報告しているときに、自分は働き先がないわけですから、情けないったらないですよね。

単位が足りなくて留年した人の場合でも、友達より一つ下の学年になるわけですから、同級生が就職を決めていったり後輩と同じ授業に出席したりするたびに、自分の情けなさを感じると思います。

 

私は当時4年生の後半で、私の所属するサークルは集大成を迎えるときだったので、「ここで逃げるのは無責任」と考え、せめて週1のサークル活動だけは顔を出していたのは、気分転換に良かったのか悪かったのか。

私のことを気にかけてくれている友人も多かったので、友人と話すと一時的には躁状態になって気が紛れるものの、気を使わせてしまっているようで落ち着かず、帰宅後は激しく落ち込み、泣き続ける日々が続きました。

 

私が留年決定後に海外留学を決断したのは、精神的安定を取り戻すために、それまでの友人としばらくと距離を置きたいという思いもありました。

 

②親に顔向けできない

 

私の知らないところで、「そういえば、東大に通っているお宅の娘さん、今年就職でしたよね!どちらに就職されるんですか(キラキラ)」と質問されて、「いやー、実は娘は留年することになりまして」と死にそうな目で答える両親を想像したら、マジで辛くなります。うちの親はそういう肩書を気にする人なので特に。

 

一番の問題は、学費がかかることです。私の場合は留年+海外逃亡費なので、さらにお金がかかりました。足りない分は(就職してお金を返せるようになるまで)親がなんとか貸してくれることになったのですが、就職するまでは端的に言えば「ヒモ」状態で、申し訳なさの極みです。(でもその期間に留学やらブログやら好き勝手にやらせてもらっているので、もう頭が上がりません。ここまできたらこのブログも収益が出るまで絶対やめられない…(笑))

 

学費を自分で稼ぐ場合は、バイトに時間を割きながらも、単位をとったり就活の鬼になったりしなくてはならないので、また別の大変さがあると思います。

 

③留年すると楽でいいねーと言われる

 

「大学生活が長くなっていいなー」これ絶対言われます(笑)たとえ自分で学費を稼いでいて、バイトに就活に学業にと、社会人より忙しくしていたとしても、「大変だね」と言われることは間違ってもありません。「自業自得だね」ならありますが(笑)

 

第一志望の企業に就職した友人に、会社の愚痴を聞かされたりもします。「自分が働きたいと思ってた企業に採用してもらえたんだから、仕事が大変なのは仕方ないじゃん」とは口が裂けても言えません。

(まあそんなことを考えてしまうのも、自分の心の汚さが発現されていて、とても嫌なのですが。苦笑)

 

 

留年して成長したと思う部分!

 

では留年すると辛いことばかりなのか、と聞かれると、辛いことは多いですが、そのぶん成長できたと思う部分もあります。ですので、留年してしまったという人も、絶望しないでほしいなと思います。

 

私の場合に限って言えば、海外で暮らしたこともメンタル的にプラスに働き、英語力など自分の能力を高めようと前向きに考えることにもつながりました。海外で心を開ける友人との出会いがあったから良かったものの、あの精神状態で環境を変えるのはかなりの賭けでもあったなと、今考えると思います(笑)

 

さて、私の特殊例はおいておき、私が「留年したことによって」つらい思いをして成長したなと思う部分を取り上げてみます。

 

①リスクヘッジをするようになった!

 

まあ簡単に言えば、他人のことも自分のこともあまり信用しなくなりました(笑)

例えば就職活動にしても、1つ内定をもらったからと言って安心するのではなく、複数個の内定を確保していますし、留学先でも、本当に単位が取れていて証明書がきちんと発行されるのか何度も確認したりしました。

 

②心のオアシスができた!

 

この歳にもなって、某アイドルにハマりました。

もうマジで泣きそうなくらい辛い、ってときに、そのアイドルが脳内で私に話しかけてくれると、ちょっと頑張ろうと思えるようになるんです。(これ以上語るとドン引きされそう)

 

一時期は誰にも理解されないストレスみたいなのがひどかったので、眠れないときの自分なりの対処法とか、ストレスがたまった時の発散法など、つらいときを乗り越える術を自発的に身に付けられたのが良かったと思います。

 

③人の気持ちを考える余裕がでてきた!

 

留年する前は、「なんで自分だけこんなにつらいんだ」と思っていた時期もありましたが、「みんなつらいんだ」と思えるようになりました。だから、なるべく「つらい」ことを周りに漏らさないようにしようと思うようになりましたし、また、一瞬「嫌だな」と思う仕事こそ、積極的に引き受けられるように頑張っています。

 

④自分の精神状態のリズムがつかめるようになった!

 

とくに女性にありがちなのですが、私の場合、1カ月の間に鬱になりやすい時期が何日かあります。その時期を事前に察知して、タスクを前倒しして片づけておいたり、疲れたら気分転換をしたりということができるようになり、イライラする回数が減りました。

 

まとめ

 

一時期は、タイトルにもある通り「精神崩壊」寸前までいったのですが、その話は最小限にして、努めて明るい文章になるように工夫しました(笑)そして、努めて留年というマイナスを埋められるように工夫しています。

 

留年はもちろん良くないことです。しかし、留年してしまったことは仕方ないわけですから、「留年することによって得られたこと」を大事にしましょう。

 

それでも「もうつらい、なんて私はメンタルが弱いんだ」と思ってしまう人は、次の記事も読んでみてください。私がメンタル崩壊していたころに支えとなっていた考え方をまとめてあります。 

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留年など挫折を経験している人に出会ったときには、時にはネタにして笑ってあげることも大切ですが、「留年=ダメ」などと短絡的に決めつけずに、その人がその経験によって何を得たのか、どう成長したのかに注目できる人間になりたいものですね。

 

以下の記事もぜひご覧ください!

 

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