志望大学を決定するときに、実家から通えるかという点は大きなポイントになりますよね。大学生のなかでも、これから一人暮らしをしようか否か迷っている人もいると思います。
私は大学が実家から通える範囲にあり、実家で暮らしているので、自炊する必要はありませんし、親に生活の面倒もみてもらえる点は楽に感じます。一方で、親の干渉から自立して暮らしたいので、あえて実家から離れた学校に進学して一人暮らしをしたいという方もいると思います。
私は留学中に自炊をしていたので、実家暮らしも一人暮らし(もどき)も経験しているのですが、両方経験してみて、大学生にはやはり経験として、一人暮らしをおすすめしたいです!(下の記事にも書いています。)
そうは言っても、どちらにするべきか迷っているという方も多いと思います。そこで今回は、実家暮らしと一人暮らしそれぞれのメリットとデメリットについて解説していきます!
実家暮らしのメリット
①自炊や家事をする必要がない
実家暮らしをしていれば、食事の準備や洗濯などの家事は親御さんがやってくれることも多いです。勉強やアルバイトの後にくたくたになって家に帰ったときに、暖かいご飯が用意されているのはやはりありがたいことですよね。
さらに、大学生の場合は、生活リズムが不規則になる場合が多いです。一人暮らしだと、朝に一人で起きられず、ずるずると夜型の生活になってしまう人もいるのですが、実家暮らしであれば、さすがに昼過ぎまで寝ていたら親御さんに起こされるという人も多いと思います。
実家生のなかには、進級のかかった試験当日に寝坊したけれど、手遅れになる直前のギリギリで親が起こしてくれて、留年を回避できた!という人もいるみたいです。
②家計に優しい
当然ですが、一人暮らしにはお金がかかります。一人暮らしをしていると、そのぶん家賃や光熱費、水道代などがかかってしまいます。
この点については家計の事情もあるので、一人暮らしをしたいという方は親御さんに相談が必要ですね。
実家暮らしのデメリット
①家族に気をつかって生活しなければならない
実家生の場合は、例えば飲み会で遅くに帰ってくると、親が起きて待っていてくれる(さらには迎えにきたりしてくれる)ので申し訳ない、と感じる場合が多いみたいです。
私の場合は逆に、飲み会を早抜けしてきても、親はすでに寝ていて(我が家の就寝は早い)、「玄関の扉を開ける音で起こされて迷惑だ」と言われ、「これでも早抜けしてきたのに…」と悲しくなり、毎回のように喧嘩になっていました(笑)
また、大学生にもなると、友人から「今日このあと夕飯一緒に食べようよ」なんて声をかけられることもよくありますが、親が家で夕飯を準備してくれているので、断らざるを得ないということも多いですよね。(私もそのパターンなのですが、それを忘れて週2くらいで誘ってくる一人暮らし勢は一体どういうつもりなんだ…(笑))
家族と言えど、人と一緒に暮らしていることになるので、共同生活のルールは守らなくてはなりませんよね。
②通学時間が長くなる場合がある
一人暮らしの場合は、大学からそれほど遠くないところに住む人も多いですが、実家から通う場合は、大学への通学時間が長くなる場合もありますよね。徒歩圏内に住んでいれば、飲み会などでも終電を気にする必要はありませんが、家が遠くになるほど終電の時間を気にする必要がでてきます。飲み会を早抜け…というのはちょっと悲しいですよね。(そうです!早抜けというのは悲しいのです!)
ちなみに私は、家が最寄り駅から徒歩20分ほどのところにあり、普段はバスを使っているのですが、終バス後は物騒なので、タクシーを使うように言われています。終バスの時間が異常に早く、飲み会を早抜けしてもタクシー必須という状態なので、せっかくアルバイトで稼いだお金も減るわ減るわ。状況によっては、そんな予想外の出費に見舞われる場合もあります(笑)
一人暮らしのメリット
①友達を家に呼べる
一人暮らしをしていれば、居酒屋などのお店を利用せずとも、友達を家に呼んで遊ぶこともできるので、楽しいですし、お金をかけずに遊べます。
恋人がいるという人は、おうちデートの選択肢があるだけで、かなり出費額は変わってくるかもしれないです。大学生だとこれ、結構重要かもしれないですね(笑)
②親の介入がないので気楽
加えて、友達の家に泊まりにいったり、飲み会でオールしたりするのも自由です。実家暮らしだと、外泊禁止だったり、文句を言われる場合が多いですからね(笑)
我が家も「女子が外泊なんて…!」という家庭なので、外泊は絶対禁止です(というかそれがあまりにも当然で議論にもならない)。ですので、一人暮らしの友人のことが心底うらやましかったです。
③自炊・家事スキルが身につく(身につかない場合もある)
将来結婚したいと思っている人は、男女問わず、自炊・家事スキルは必須です!夫婦が効率よく家事を分担して、それぞれの仕事に集中できる家庭を作ったほうが、世帯収入は確実に上がりますから。(そもそも今の時代、一人で家庭を支えるだけの給料を稼げる男はわずかですよ!)
子供がいなければ、最近はコンビニやらお惣菜やらおいしいものが多いので、自炊はできなくても問題ないかもしれませんが…。
自炊はともかく、一人暮らしをしていたら、家事からは逃れられません。でも、責任感は増しますし、いかにそれらの家事を効率よくやるか考える習慣もつく点はメリットだと思います。
いつもこんな面倒な家事をやってくれていた親の大変さも分かり、心から感謝する人も多いと思います。私も一人暮らしを経験してからは、実家に戻っても、親の家事の手伝いをなるべくするようにしています。(それでもあくまで「手伝い」であって、やるべき家事のほんの一部にすぎないことも、一人暮らしを経験して改めて感じるようになりました。)
一人暮らしのデメリット
①緊急事態が発生しても親に頼れない
病気になったときや大けがをしたときなどが典型例ですね。立ち上がることすらできなくて苦しんでいても、病院に連れていってくれる人もいなければ、ご飯を作ってくれる人もいません。全部自分でやらなければならないのは、大変に感じるかもしれません。
また、それまでは親に頼っていたちょっとしたことでも、一人でやらざるを得ません。例えば部屋にゴキブリがでたときとか、虫が大量発生したときでも、駆除できるのは自分だけです。
②安全性
特に女の子の一人暮らしだと、心配に感じる方も多いかもしれません。(本人よりも親御さんが心配しそう)。強盗が襲ってくるとかは確率が低いにしても、男友達を家に上げた結果危険にさらされる…可能性は無くもないのでね。
また、飲み会帰りなどに終電を気にしなくていいので、帰宅が遅くなりやすいのも、注意しなければならない点ではあります。
まあ、娘が大学生だろうと社会人だろうと、娘が親元を離れて暮らすというのであれば、親御さんは心配して当然です。その心配を言い訳にして、大学生にもなる娘の一人暮らしに反対するくらいなら、その娘が自立して家庭を持つなんて一生できないでしょうけどね。
③友達のたまり場になる可能性がある
一人暮らしをしている家が大学に近いと、友達がよく家に遊びにきたり、泊まっていったりするようになります。そうすると、四六時中だれかが家にいるような状態になり、自分のやるべき勉強などに集中できなかったり、毎晩のように深夜まで遊んでしまって授業に出席しなくなるということもあり得ます。
大学生はすぐに他人の家に泊まりたがるので、大学の近くに住む場合は、特に注意したいですね。
④寂しいときもある
一人で過ごすことが苦手な人の場合は特に、一人で暮らしていると寂しさを感じることもあるようです。もっとも、今の時代はLINEやらSKIPEやらを使って、遠くにいてもいつでも顔を見て話すことができますが、常に相手が通話できる状態とも限らないですからね。
(だから一人暮らしをしている友人は、しょっちゅう夕飯に誘ってくるのか…。)
まとめ
実家暮らし、一人暮らしそれぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
実家に暮らして親に甘えるのは簡単ですが、一人暮らしをして、少しでも(特に精神面で)自立することは、将来を見据えたうえでも大切なことではないでしょうか。(と個人的には思っています。)
どちらを選ぶにしても、そのメリットを十分に活用して、充実した大学生活を送ることができますように!
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