合格(うか)るが勝ち

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大学の定期試験ってどんな感じ?東大生が東大事情を公開します!

 

高校生やまだ定期試験を迎えていない大学1年生にとっては、大学の定期試験は未知なる世界だと思います。高校生のときの定期試験と同じようなものなのかと疑問に思われている方もいると思います。

 

特に東大生や東大志望者は「進学選択(進振り)」もあるので、試験の情報を早めに得ておきたいところですよね。(進振りについては下の記事で解説しています。)

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そこで今回は、大学生活をより具体的にイメージしてもらうために、大学生の定期試験がどのような感じで行われるのかを紹介していきたいと思います!東大の定期試験、しかも私は文系なので、文系科目の試験が中心になってしまうのですが、ご了承ください。

 

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定期試験期間が10日間くらい設けられている

 

各学期の最後に、定期試験期間が10日間くらい設けられています。(東大は数年前から1学期を2つに分ける「ターム制」というのが導入されたので、東大の場合は各タームの終わりに1週間くらいの試験期間がある、と思ってもらっても良いのですが。)

 

基本的には、その試験期間中の授業と同じ曜日に試験が行われます。(※試験開始時間は授業時間と異なる場合が多いです)。つまり、水曜1限の授業の試験は、試験期間中の水曜の朝一で行われる場合が多いってことです。

 

試験開始時間が通常授業の開始時間とは異なる点が厄介なのと(たまに間違えて遅刻する人がいる)、定期試験期間ではない「通常授業期間の最終授業」で試験を行う科目もある点に注意です。

 

通常授業の最後で試験を行うのか、定期試験期間中に試験を行うのかは、学期初めか学期の途中までには各授業で説明されるはずなので、教授の話を聞き逃さないようにしましょう。

(東大の場合、特に第二外国語の試験は通常授業期間中か定期試験期間の最後など、他の科目と別の日程で行われることが多いです。)

そもそも、成績評価が試験ではなく、レポート等で行われる科目もありますしね。

 

(東大の成績事情については以下の記事からどうぞ!)

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そんなわけで、定期試験期間中は1日あたり1、2個の試験があるという感じです。高校時代までと異なり、人によって試験の数(取っている授業の数)が違うので、試験の数が少ない友達に合わせて遊んでいると大変なことになります。

 

「持ち込み可」の試験がある

 

大学では、いくつかの試験(全ての試験ではありません)において、「持ち込み可」の試験があります。

「持ち込み可」というのは、講義で使用した教科書や講義で配られたプリントを、試験中に持ち込んで、それを見ながら解答しても良いということです。スマホとかパソコンは持ち込んではダメです。(笑)

 

「教科書やプリントを見ながら解答して良いなら、簡単に点数が取れるじゃん」と思ったあなた。そんなことはありません。大学の試験は論述問題が多いのです。(ほかの大学は分かりませんが、少なくとも東大の文系科目はほとんど論述形式の試験です。)

 

東大文系受験生の方は分かると思いますが、東大入試世界史の第1問の大論述をイメージしてもらえれば良いかと思います。(具体的には下の記事をどうぞ。)

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例えば、もし「世界史の教科書を見ながら答えても良い」と言われても、世界史をほとんど知らない状態で、東大入試世界史の第1問の論述はできません。まず教科書のどのページを参照すればよいのやら…と思うはずです。

 

つまりこれと同様に、いくら「持ち込み可」の試験であっても、その科目の流れや要点を掴んで、重要単語は頭の中に入れておくのが大前提なのです。(しかも世界史の教科書を想像してもらえれば、一夜漬けでは厳しいこともおわかりいただけましたよね)。その上で、適切に教科書を参照する力や、論述の構成力などが問われることになってきます。

 

論述形式の試験が多い

 

では論述形式の試験とは、具体的にどんな形式なのでしょうか。

例えば、東大駒場でナンバーワンの人気講義、ジェンダー論の過去の期末試験で出題された問題はこんな感じ。(オンラインで過去問が公開されているので、2016年のものを利用させて頂きます。)

 

講義で紹介した性に関する「似而非科学」のような言説や商品を複数例にあげ、それらがどのようにして生まれたか、またそのメカニズムを考えることが現代社会におけるわれわれの性の社会学に対してどのような意味を持つか論ぜよ。

 

ジェンダー論の試験では、こんな感じの問題が2、3問出題されますね。ちなみに、この試験は「持ち込み可」ではありません。

 

解答用紙は論述用に横線が入ったB4くらいの大きい紙で、この場合だと、十分な論述のためには少なくとも1問あたり600字くらい、できれば1000字は必要でしょうか。もっと長く論述する人もいると思います。

 

あ、解答が気になるという方は、東大駒場で開講されているジェンダー論のシケプリ(試験対策プリントのこと、後述します)もオンライン上で公開されているので、ヒントを探してみてください。

 

もちろん講義によっては、このように長い論述を書かせる問題ではなくて、5行くらいの小論述が10問くらい出題されたり、穴埋め形式で単語を答えたりする形式の試験もありますが、高校時代までと比べると圧倒的に、試験に論述が課される印象です。

 

一方で、東大の外国語の期末試験は、マークシート式の選択問題もいくつかあったりします。

 

シケ対(試験対策委員)とシケプリ(試験対策プリント)

 

 

東大(特に教養学部に所属する1、2年の間。3年以降は学部による)には、「シケ対」という制度があります。書いてある通り、「試験対策委員」の略です。

 

これは、東大にあるクラス内の役職のようなものです。(クラスについては下の記事で解説しています。)

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大学に入ると、(必修科目以外は)各々が好きな授業を履修しますが、クラスで複数人が履修している授業にこの「シケ対」が設置されていることが多いです。クラスでその授業を履修している人のうち1人が「シケ対」となり、シケプリ(試験対策プリント、講義の要点や試験に出そうなポイントをまとめたプリントのこと)を作成します。

 

こうすると、「シケ対」以外の人は、その授業をロクに聞いていなくても、試験前にシケ対の作成した「シケプリ」を読めば、時間をかけずにその講義のポイントを把握できるということになります。

逆に言えば、自分が「シケ対」になっている科目だけ、ちゃんと出席してノートをとって、試験勉強をして、そのまとめプリントを作成すれば良いのです。(大体みんな1学期に1つくらいはシケ対を担当します。)

 

試験勉強自体をシステム化して学生同士がwin-winになるようにしようという発想、さすが官僚機構に多くの人材を輩出している東大というべきでしょうか。

 

もっとも、自分のクラスの「シケ対」が信用できないときは、他のクラスのシケ対を頼ったり(ここで人脈が必要になる)、自分でしっかり勉強しなくてはならないんですけどね。そもそもシケ対などに頼らずに自分で勉強するのが学生本文の姿であって、しっかり個人で勉強している学生も多いんですけどね。

 

まとめ

 

というわけで、大学の定期試験について(主に東大の定期試験について)紹介してみました。

 

私が高校生のころは、親に「大学生なんて遊んでばかりだよ」と言われていたので、それを真に受けて、大学入学後初めての期末試験でほとんどの科目を一夜漬けに近い状態で臨んだら、撃沈しました。

そもそも試験範囲も広くて科目数も多いので、進振りでまともに戦いたいのであれば、試験期間前の通常授業期間中からコツコツと勉強するべきだと思います。 

 

他の記事でも東大の学生生活について紹介しているので、以下の記事もぜひお読みください!

 

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