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文理選択で迷っている高校生へ【東大・難関大志望者必見】

 

高校1年生の秋から高校2年生にかけては、文理選択で文理どちらかを選ばなくてはならないという学校も多いのではないでしょうか。

 

将来的に就きたい職業がはっきりと決まっていたり、得意科目・苦手科目がはっきりしているという場合は決めやすいと思いますが、そうではない場合は文系か理系かで迷ってしまう人も多いと思います。しかし文理選択は、今後2年間の受験生生活(と大学・社会人生活)を決める大事な選択なのです。

 

そこで今回の記事では、文理選択で迷っている高校生に対して、文系か理系かを選ぶときの基準についてお伝えしてみたいと思います。私が東大生なので、東大や難関大への進学を目指すことを前提にお話することになるとは思いますが、ご了承ください。

 

文理選択の基準①なりたい将来像から決める

 

例えば医者になりたいのであれば、医学部に通って医師国家試験に合格しなければいけないので理系を選択するしかありません。弁護士・公認会計士・薬剤師などの資格をとって働きたい場合も、文系・理系がはっきりしてくるかと思います。

 

ただ一方で、文系・理系どちらからでも応募できる職業もあります。たとえば銀行員は文系職ではありますが、理系学部を卒業した学生も採用されていますし、SE(システムエンジニア)は理系というイメージがあるかもしれませんが、文系を卒業してSEになる人もとても多いのです。

 

まあ、どちらにしろ、世の中には数えきれないほどの業界・職業がありますので、それらを把握しきれていない高校生のうちに「どの業界(企業)に入社したいか」を考えるのは、尚早であるとも思います。

 

ただ、業界の違いはあれど、文系・理系をそれぞれ卒業して一般企業に就職したばかりの新人がやる仕事なんて、大体(8割がた)次のように決まっています。(探せば他の道ももちろんありますよ。)

文系→営業職(接客)またはSE

理系(院卒)→(工場勤務ののち、) 研究職・開発職

 

例えば将来的に会社の経営に携わりたくて経営学を専攻したとしても、若いうちは、会社の経営なんていう事業の根幹部分に携われることなんてほとんどありません。大抵は下積みです。そしてその下積み時代にやるのが、営業だったり顧客対応だったりというわけです。

「文系がやる仕事なんて営業しかないよ」と文系大学生が自虐気味に言うのも、あながち間違いではないのです。

 

ただ、SEとして働く文系学部卒業生も多いです。確かにプログラミングの知識面から見れば、理系・情報系学部の卒業生が有利になるのですが、多くの企業がコンピュータシステムを基盤としている現在では、文理関係なく多くの人数を確保したいと思っている企業も多いのです。

 

そして、理系で大学院まで進学すると、研究職・開発職に携わる人も多いです(もっとも、院卒でも新人のころは下積みとして工場勤務となる人も多いですが)。注意してほしいのは、理系からでも文系就職することはできますが、文系を卒業した人が研究職・開発職に携われることはほぼないということです。ですので、研究・開発にまで将来の選択肢を広げておきたいという場合は、理系に進学するのも良いでしょう。

 

文理選択の基準②大学生活から決める

 

どんな大学生活を送りたいか?という基準で考えてみるのも良いと思います。どんな学問に関心があるのか、という視点から決めてみることです。(やはりこれが一番大事かもしれませんね。)

 

また、東大をはじめとする難関大志望者の場合、理系を選択するということは、大学院まで進学する確率が高くなるということにもなります。(東大理系の場合、8割ほどが大学院に進学します)。

 

大学での勉強が大変だとされるのも理系です。実験が夜遅くまでかかったり、研究室に泊まり込んだりすることも珍しくありません(学部・学科等によります)。しかし、きちんとこなしていれば、将来的に研究・開発職に就きたいと思ったときに有利になりますし、研究室推薦が充実している学科もあります。

 

文系生の場合、「勉強が楽」「遊んでいる」と思われがちですが、大学3年からは就活が始まるので、早いうちに自分をアピールできる成果を出さなくてはなりません。多くの人が入社後に「営業」「SE」になるなかで、大学ではそれとはほぼ関わりのない学問(学部によります)に取り組む意思も必要となります。

 

東大のそれぞれの学部のイメージや学生生活についても以前書いてみたので、そちらの記事も参考に、各学部の雰囲気も掴んでみてください。

www.asuka-ukaru.com

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文理選択の基準③受験勉強から決める

 

特に苦手科目に関しては、私立大学を第一志望とする場合はポイントになってくると思います。なぜなら、多くの私立大学は3科目で受験することができてしまうからです。文系受験生なら英・国・地歴の3科目、理系受験生なら英・数・理の3科目だけをひたすら勉強することになります。この3科目の中に1つでも苦手な科目があると、受験勉強がかなり苦痛になる可能性があります。

 

反対に国立大学を受験する場合は、科目数が多いので、苦手科目についてはあまり気にしなくても良いかと思います。例えば東大入試の二次試験では、文系でも数学、理系でも国語の試験があります。そうなると、たとえば数学が得意な文系生なら、国語が苦手でも、数学の勉強を息抜きにできますし、入試本番でも、他の受験生が苦手とする数学で点数を確保できるというメリットもあるのです。

 

得意科目があるなら、それを基準に選択しても良いでしょう。東大には「進学選択」という制度があり、大学2年の夏に進学先を決めることができることができます。例えば、「理系科目が得意だから理系で受験したけれど、やはり理系学部は自分に合わないな」などと思った場合には、その時に文転することも可能なのです。(志望先によっては文転・理転しにくい志望先もあります。)

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また、ときどき「理系は受験難易度が高そう…」と心配されている方もいらっしゃいますが、文系だって充分難しいです。もし理系分野でやりたいことがあるのなら、難しくても必死で勉強して合格を勝ち取れるはずです。「理系だから合格できなかった」と文理選択を言い訳にしている人は、文系でも合格は難しいと思います。

 

まとめ

 

文理選択の際の基準について書いてみました。文理選択は大学受験だけではなく、将来をも決める大事な時期です。悩んでいる人はしっかりと悩んで、将来的に後悔しない選択をしていきましょう!

 

このブログでは、他にも受験生に役立つ記事を多く掲載していますので、他の記事もぜひお読みください!(また、記事下または左側サイドバーにある「東大生ブログ」ランキングのボタンもポチっとお願いします!)

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